高知県の桂浜は、坂本龍馬が幼少期によく遊んだとされている場所です。
また多くの龍馬伝のなかでは、桂浜に立つ龍馬が、遠く海のはての外国に思いを馳せるというシーンが描かれています。
その桂浜は、弓状の砂浜の海岸ですが、以前の桂浜には、「五色石」といわれる玉石がたくさんあったそうです。
五色石とは、その名前の如く五色の色をした石です。
一つの石が五色になっているのではありません。
赤・緑・グレー・白・黒と、色の異なった五種類の石のことです。
異なる色を持った岩石は、それぞれ四国山脈の間を流れる仁淀川の上流から海へと運ばれる途中で削られ、丸くなっていきます。
その石たちが、波によって浜辺へ打ち上げられたものが五色石となります。
赤色は玄武岩が赤色に変わったもの、緑色はぎょう灰岩といわれる火山灰がかたまったもの、グレーは砂岩、白色は白濁したチャートや石英脈、そして黒色は黒色頁岩という岩石の持つ色です。
以前は、桂浜に来た記念にと、五色石を拾って帰る観光客が多かったそうですが、今の桂浜には五色石はほとんど見られなくなってしまいました。
仁淀川の上流に建設されたダムや、護岸工事、テトラポットの大量設置による徴収の変化などの影響で少なくなったとされていますが、龍馬伝が知れるとともに、龍馬ゆかりの桂浜を訪れる人の数が増えたことによって持ち帰られる石も増えたことが原因とも言われています。
今では、お土産屋さんで袋詰めの五色石を購入することができます。
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